株式会社 システム ディ

Vol.3 少子高齢化の影響は?(前編)

 

いま日本では少子高齢化が深刻化していると、テレビや新聞でも話題になっていますよね。

システム ディの事業にも、大きな影響があるのではないですか?

   

ええ。

当社では<教育・健康・福祉・食品・文化>といった分野でシステムの開発・提供を行っております。

おっしゃるとおり少子高齢化は大きな社会変動であり、どんなビジネスでも多かれ少なかれ影響を受けています。

例えば高齢化により健康や福祉の分野ではプラス効果があり、少子化で就学者人口の減少している学園では、経営的には当然マイナス面があります。

当社では、プラス効果のある事業部門は勿論、一見マイナス効果のある事業部門でも厳しい環境だからこそ、ユーザにとってプラス効果に転じられるような情報システムを提供しようと積極的に事業展開しています。

   

しかし、現実に学生が減ると学校数も減少して、学園ソリューション事業などでは少子化の影響が深刻なのではないでしょうか?

   

確かに少子化によって就学人口は減少していますが、義務教育以上の高等教育では進学率は年々高まっており、高等学校への進学率は現在97%を超えています。 ※1

また、この間の社会の変化によって、社会的ニーズの高い福祉・介護系、バイオ・メディカル系、あるいは情報・IT系等多くの大学が新設されたほか、国立大学の法人化や公立大学法人制度の創設、構造改革特別区域における株式会社立大学の設置など国による政策も進み、当社学園ソリューション事業が対象とする学校の数は、実際には増加しているのです。

   

そうなんですか?

子供の数は減っているのに、学校の数が増えているなんて意外ですね。

   

ええ。

文部科学省が発表している学校基本調査によると、平成15年から平成18年の3年間で、大学・短期大学への現役進学率は約5%上昇して約49%となっていますし、大学自体も40校近く増えています。 ※2

   

進学率が高まっているのは何となくわかりますが、どうして学校が増えているんでしょう?

   

戦後の日本は、知識や技術の優位性を生かした“ものづくり”を特長とし、急速な経済発展を遂げて経済大国となりました。

現在では、様々な産業分野でさらに高付加価値型の成長を持続するために、これまでにも増して知識・技術に長けた人材を育成すること、そして、そのために、より高度で多彩な分野にわたる教育機関の充実が求められているのではないでしょうか。

また、時代の要請もあり、最近では大学だけでなく大学院大学やビジネス・スクール、法科大学院などの各専門分野に特化した新設校も増加しています。

   

進学率の上昇や学校数が増加しているのは分かりましたが、実際に就学人口が減少しているのでしょう?

学校の経営危機の時代という言葉も聞きますが…。

   

確かに、就学者が減少しているわけですから、学校間の学生募集競争が高まっていますし、実際に計画していた入学者数が集まらず、いわゆる“定員割れ”になっている学校が出ていることも事実ですね。

このような状況の中で各学校では、学園の総合的な魅力を高め、個性や特徴を打ち出し、広く社会に門戸を開放しようとされており、その一環として、情報化投資に積極的な学校が非常に増えています。

つまり、情報システムの活用によって学園サバイバルを乗り切ろうとされているわけです。

実際そのような学園では応募する学生も増加し、経営的にも安定しています。

   

入学生を集めるために、学校を魅力的にする。そのために情報化を進める。

イメージはわかりますが、具体的にはどういうことなんですか?

   

情報化には様々な面があります。

例えば既存の業務をより手早く、かつ簡単に行うための情報化。デジタルデータ化することで検索・参照・再利用などが行える情報化。インターネットに代表される一対一、一対多数の双方向の情報交換が行える情報化。

などなど、情報化を様々な面で活用することで、学校の魅力を高め、経営効率を高める方法は色々あるんです。

   

確かに、先生方と学生との双方向情報サービスが充実しているなど、情報環境が整っている学校では、インタラクティブな交流が活発に行われ、先進的な魅力を感じますね。

   

そうですね。

当社の学園向けパッケージソフト『キャンパスプラン』シリーズには、学園の情報化を総合的に支援し、学園運営を強力にサポートする多彩なシステムが揃っています。

学事業務や会計事務など日常業務の高効率化はもちろんですが、安定した経営のために不可欠な財務諸表をタイムリーに提供するほか、学生や教職員の方々あるいは将来学生となる高校生や高校の先生方等、学外の住民の方や企業・自治体とも広く情報交換して学園全体の活性化に役立つWeb機能も充実しており、ご導入いただいている大学・学校様より高い評価をいただいております。

   

学校側が求める情報化ニーズに、システム ディのソフトがマッチしているということですね

   

はい。

また、「情報化は進めたい、でも経営環境が厳しい」という状況が、コストパフォーマンスの高い当社製品の追い風となっていることもいえるでしょう。

高額なオーダーメイドシステムを導入していた学校が、システムリプレイスにあたって、当社のシステムに切り替えるケースが増えてきています。

   

リプレイスってなんですか?

   

現在使用中のシステムから新しいシステムに切り替えることをリプレイスと言います。

オーダーメイドソフトからのリプレイス需要では、私立大学はもちろんですが、独立行政法人化した従来の国公立大学が、リプレイスの際に当社システムを採用いただくケースも増えてきています。

   

では、新聞などでは“少子化による学校経営の危機の時代”が騒がれていますが、御社にはマイナス面での影響がないということですか?

   

誤解のないように申し上げますが、少子化は学校経営にとってマイナス要素であり、学校教育界全体としては厳しい環境にあることは事実です。

しかし、だからこそより高度で高効率な情報化を進める学校が多く、これが当社の学園ソリューション事業にプラスの効果となっているわけです。

   

そのようなニーズは、ずっと続くのでしょうか?

   

学校だけでなく、社会の高度情報化の趨勢はとどまることなく続くと思われますし、当社が学園の皆様からの新たなニーズにも先進的にお応え出来れば、まだまだこの事業が成長するものと考えております。

   

わかりました。

では、高齢化社会が御社の事業に与える影響はどうですか?

   
 

※1 文部科学省「平成18年度学校基本調査(進学率)」

※2 文部科学省「平成18年度学校基本調査(学校数)」

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