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コラム

2014.07 ミステリアスin京都 祇園祭『山鉾巡行-後祭り』

 『祇園精舎の鐘の声 諸行無常の響きあり…』平家物語の冒頭である。お釈迦さんが修業した建物が祇園精舎であり、八坂神社は元は祇園感神院という仏教施設であった。ついでに言うと、舞妓さんのいる祇園はその門前町、だからお座敷にはお坊さんが多い。

 京の7月は祇園祭である。そもそも神社が祇園という仏教施設の名を借りてお祭りというところが、できるものなら何でも利用し、取込む庶民の活力を感じさせる。
 朝鮮から渡来した高句麗系の一団が、坂が多いから八坂という地に住み着いて八坂族となり、故郷の牛頭山を懐かしんでインドの祇園精舎の守護神である牛頭天王(ゴズテンオウ)を、実は素戔嗚尊(スサノオノミコト)であると称して祀ったのが祇園感神院であった。要は一族の氏神様なのだから、仏様でも神様でもどうでも良かったのだろう。
 興福寺の末寺になったり、天台宗になったり、八坂神社となったのは明治になってからだが、祟りを鎮める御霊会が平安時代に流行ると、蘇民将来伝説も取込んで疫神社を設置して疫病祓いのお祭り(御霊会)を始めた。これが祇園祭の始まりだそうだ。

 古老は神事と信じ込んでいるが、今は死語となった疫病祓いという、だが誰も反対しないテーマを担いで一大イベントとなった山鉾巡行。そこには梅雨明けを一体となって喜ぶ町衆の心意気と融通無碍な活力が溢れている。にも関らず神事に拘る古老たちは、半世紀も前に統合されていた17日の山鉾巡行を、今年から『17日前祭(さきまつり)』⇔『24日後祭り(あとまつり)』と旧態に戻してしまった。悔やんでも文字通り‟後の祭り”である。(M)

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